自閉スペクトラム症（ASD）のパートナーを持つ妻がつらい本当の理由

暴力があるわけでは無い。モラハラとも違う。それでもこんなにも苦しいのはなぜ？

それは望んでいたことや夢見ていたことが「起こらなかったから」かもしれません。

結婚生活では時間が経つにつれて夫との絆が深まるはずなのに、絆が感じられない。大切な節目や日常の中で失われた「本来あるはずの喜びや繋がり」は、最初は小さな違和感となって現れ、やがて孤独感を深めます。

カサンドラ妻が結婚生活の中で存在しなかった出来事の例

一つ一つは些細なことに見えても、これらのことが慢性的に起こることで妻は人生の多くのポジティブな瞬間や日常の喜び、繋がり、優しさが欠けていると感じるのかもしれません。

こうした感情は外に話してもなかなか理解されにくく、またパートナーに「もっとこうしたい」「こうありたい」と訴えても彼ら自身は困っていないため、なかなか変わることはありません。

その結果、妻は未来に対する希望までもかすんでしまうのでしょう。

自閉スペクトラム症（ASD）のパートナーとの夫婦問題を解決する2つの方法

この問題への解決策は二つ。一つは、自分がこれまで無意識に抱いていた「期待」を捨てる覚悟を持つこと。そして夫との関係性の上で、新たな幸せのあり方を一から作り直していきます。

もう一つは、別れを選んで新たなパートナーとの情緒的なつながりを築きながら人生の経験を重ねることです。

どちらも困難な道のように感じますよね。分かります。

でも「逃した人生」ばかりに目を向けて、悲観して過ごすのなんて嫌じゃないですか。もしあなたが今そう思えたら、これからいくらでも変わっていけますよ。

それでは、また次回お会いしましょう！